FC2ブログ

おもしろくてお役にたつタクシー専門情報紙

T君の道草

毎月10日・25日発行

タクシー日本新聞社

編集長の道草

替え玉お願いします(その2)

 白天を経営している若夫婦の旦那さんにラーメンのスープ作りの話しを聞いたことがあります。何気なく食べていたラーメンのスープ、博多ですからもちろんトンコツです。豚骨を3日間かけて強火で煮るのだそうです。この3日間と聞いてびっくりしました。トロリとしてコラーゲンたっぷりのスープは、若旦那が3日間もかけて手塩にかけているということは、1年365日スープから目が離せないということになります。月曜日の定休日も火曜日や水曜日用のスープを仕込まなければならないということになります。まさにこのスープは若旦那の心血が注がれたものだったのです。

 「さすがプロ」と心の中で叫んだのですが、この言葉が、ブーメランのように私自身に返ってきたのでありました。私は、タクシーの専門紙に携わって25年を経て、ここ白天でラーメンを食べている。私にとって、プロといえるのは運転代行の情報紙ではなく唯一、25年携わったタクシー専門紙作り。肩の力を抜いて素直になって、「タクシージャパン」を初心に帰って創刊しようと思い至った次第であります。白天の若夫婦には、無言で私を導いていただいた。今もそのことを感謝しつつ、「替え玉お願いします。やわ麺で」と注文しています。
スポンサーサイト



替え玉お願いします(その1)

 前回、世田谷通り沿いにある博多ラーメン店「白天」を紹介しますと予告してかなりの月日が経過してしまいました。お詫びいたします。この間も都合がつけば足しげく通っていることに変わりありません。相変わらず、手を抜かないやさしいいい味のスープであります。

 実は、ここだけの話ですが、白天のラーメンに出会って、「タクシージャパン」を創刊する決意を固めたのであります。それまでは、語弊があるかもしれませんが、運転代行の専門紙でも創刊しようと考えていたのです。それが、この白天に通うようになってタクシー専門紙を創刊しようと思い至ったなどとは、ちょっと訳の分からない話かもしれません。その訳は、次の通りであります。

 まず、白天に通いだしたころのこと。ある日曜日の夕刻。若夫婦と3歳児、乳飲み子の4人1組の先客がいました。その先客さんは、乳飲み子用の机に挟む、椅子を持参してラーメンを食べに来ていたのです。塩分が少なく、限りなく母乳を感じさせるやさしくまろやかなスープのおいしさは、この若夫婦をして自宅から子供用の簡易椅子を持参してまで通わせていたのです。

 日曜日の夕刻早くにこんな若夫婦と幼児、乳飲み子4人組みが2組いたことがあってそのときは、しげしげとラーメンを食べている若夫婦や幼児の表情を交互に見たものです。ささやかとはいえ家族の団欒は、楽しそうで皆キラキラ輝いているように見えました。ラーメン一つでこんなに人を幸せな気分にできるものなんだなー、と感慨深いものがありました。

世田谷通りのラーメン屋「博多 白天」そこんじょそこらラーメンと違います!


[つづく]

 | HOME | 

Calendar

« | 2004-10 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

Monthly

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

T君

T君

T君がいろいろ語ります。