編集長の道草
博多ラーメン白天が二号店オープン!本紙創刊を決意させたとんこつの味



タクシージャパンホームページ抜粋
◎ 替玉お願いします(その1,04年10月25日)
実は、ここだけの話ですが、白天のラーメンに出会って、「タクシージャパン」を創刊する決意を固めたのであります。それまでは、語弊があるかもしれませんが、運転代行の専門紙でも創刊しようと考えていたのです。それが、この白天に通うようになってタクシー専門紙を創刊しようと思い至ったなどとは、ちょっと訳の分からない話かもしれません。その訳は、次の通りであります。
まず、白天に通いだしたころのこと。ある日曜日の夕刻。若夫婦と3歳児、乳飲み子の4人1組の先客がいました。その先客さんは、乳飲み子用の机に挟む、椅子を持参してラーメンを食べに来ていたのです。塩分が少なく、限りなく母乳を感じさせるやさしくまろやかなスープのおいしさは、この若夫婦をして自宅から子供用の簡易椅子を持参してまで通わせていたのです。楽しそうで皆キラキラ輝いているように見えました。ラーメン一つでこんなに人を幸せな気分にできるものなんだなー、と感慨深いものがありました。
◎ 替玉お願いします(その2、04年10月25日)
白天を経営している若夫婦の旦那さんにラーメンのスープ作りの話しを聞いたことがあります。何気なく食べていたラーメンのスープ、博多ですからもちろんトンコツです。豚骨を3日間かけて強火で煮るのだそうです。この3日間と聞いてびっくりしました。トロリとしてコラーゲンたっぷりのスープは、若旦那が3日間もかけて手塩にかけているということは、1年365日スープから目が離せないということになります。月曜日の定休日も火曜日や水曜日用のスープを仕込まなければならないということになります。まさにこのスープは若旦那の心血が注がれたものだったのです。
「さすがプロ」と心の中で叫んだのですが、この言葉が、ブーメランのように私自身に返ってきたのでありました。私は、タクシーの専門紙に携わって25年を経て、ここ白天でラーメンを食べている。私にとって、プロといえるのは運転代行の情報紙ではなく唯一、25年携わったタクシー専門紙作り。肩の力を抜いて素直になって、「タクシージャパン」を初心に帰って創刊しようと思い至った次第であります。白天の若夫婦には、無言で私を導いていただいた。今もそのことを感謝しつつ、「替え玉お願いします。やわ麺で」と注文しています。
*こんなに思い入れたっぷりの博多ラーメン白天が、二号店を出店しました。お近くに来られた折は、ぜひお立ち寄りいただければ幸いです。きっと幸せな気持ちになれると思います。
博多白天2号店
神奈川県大和市中央林間4-28-24
TEL:046-272-8986
博多白天 本店
東京都世田谷区桜3-8-12
TEL:03-5477-1372
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