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T君の道草

毎月10日・25日発行

タクシー日本新聞社

編集長の道草

思い新たに!







 9月20日(月曜日)敬老の日、
JR総武線に乗って千葉へ。
午前10時すぎに千葉市美術館へ到着。
開館15周年記念特別展「田中一村 新たなる全貌」に
行ってまいりました。

 田中一村の作品250点が出展されており、
これまでで最大点数の個展といわれています。
確かにこれまでに見たことの無い作品が、
数多くあります。
その中で新たな発見がありました。

 田中一村の作品で強く引かれたのは、
奄美大島時代の命輝く動植物の作品でした。
田中一村は、栃木県で生まれ子供の頃、
米邨(べいそん)の雅号で南画の天才少年といわれました。
そして東京芸大に入学するのですが3か月で退学し、
千葉で暮らします。
そして50歳の時に奄美大島へ。
そして69歳でその生涯を閉じます。
いわば南画の天才少年時代、千葉時代、
奄美大島時代の大きな3時代の画風の変遷を経ています。

 50歳前に写生しながら日本各地を放浪するのですが、
田中一村は、奄美大島の自然、気候風土に強く引かれて
命輝く作品を生み出したのだとこれまで思っておりました。
ところが今回の特別展で千葉時代の作品で
これまで知らなかった作品に接して、
思いを新たにいたした次第です。

 というのも千葉時代の作品に奄美時代を予感させる、
命の炎を感じさせる作品が数点ありました。
すでに千葉時代に、奄美大島時代の作品の萌芽があったのです。
したがって奄美大島が田中一村に作品を描かせたのではなく、
田中一村の描きたい輝きが奄美大島にあった、
という成り行きだったように感じました。

 特別展を見終わって帰ろうとしたら、
多くの人々が列を作って入場待ちをしていました。
すでに亡くなって33年が経過してなお、
これだけ多くの人々に愛されている田中一村。
改めて赤貧に甘んじて世俗の評価に見向きもしせず、
自身の画業を極めようとしたその気高い精神に、
頭が下がる思いでありました。

 また、田中一村が生きて死んだ奄美大島を訪問し、
改めて筆者自身の来し方行く末に
思いをいたしたくなりました。
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